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学会誌「放射線化学」の紹介 放射線化学 若手の会 リンク 事務局

■2009 No.88  [PDFファイル・全ページ(7.2 MB)

  • 巻頭言
    • 「あらためて,放射線化学の新展開に向けて」  [PDFファイル(252 kB)
      籏野嘉彦(原子力機構)

  • 受賞記事
    • H20年度学会賞「コンパクト高品質量子ビーム源の開発と利用」  [PDFファイル(1.1 MB)
      鷲尾方一(早大)
    • レーザーフォトカソードRF電子銃(RF-gun)をベースとした,高品質電子ビーム装置の究極の性能を目指し,世界最小クラスの5 MeVの加速エネルギーを持つレーザーフォトカソードRF電子銃の開発,更に当該装置からの電子ビーム発生の高度制御方法と発生電子の計測,更には高輝度レーザービームとの衝突を通じた実験室サイズでありながら,高輝度,準単色の軟X線発生,超短パルス電子を用いたポンププローブ法による超高速物理化学反応追跡ツールとしてのパルスラジオリシスシステム開発を実施してきた。また,高品質ビームと高輝度レーザーの衝突によって得られる軟X線の生成と応用についても検討を加えてきた。これらの研究開発はそれぞれに相当な進捗がみられ,今後更にこの分野のさきがけとなる多くの研究成果が得られている。

  • 展望・解説
    • 芳香族ダイマーラジカルカチオンの放射線化学  [PDFファイル(736 kB)
      岡本一将(北大)・田川精一(阪大)
    • 芳香族分子のπ-π相互作用は多くの分野で興味をもたれている。ベンゼン環間の相互作用に関する研究は,最もシンプルなモデルであり,その解明が重要である。芳香族の中性の分子とラジカルカチオンがπ-π相互作用に基づく電荷共鳴によって安定化し,ダイマーラジカルカチオンが形成されることが知られている。本稿では,ベンゼン,ポリスチレンおよびレジスト高分子で形成されるダイマーラジカルカチオンについて,電荷共鳴バンドの直接観察に基づく,電子線パルスラジオリシス,低温マトリクス法を用いた研究について報告する。

    • 照射食品:放射線による食品や農作物の殺菌・殺虫・芽止め技術   [PDFファイル(1.3 MB)
      小林泰彦・菊地正博(原子力機構)
    • 食品照射では,芽止め,害虫や寄生虫の駆除,病原菌や腐敗菌の殺滅菌が可能である。しかし,これらの利用法のすべてが実用化される訳ではない。どこまで商業的に受け容れられるかは,結局のところ,実用面と採算面での評価で決まる。科学的なデータは,食品照射は十分に検証された食品処理技術であることを示している。過去の安全性研究では,照射食品を摂取することによる悪影響を示す証拠は一つもなかった。放射線照射は,食品の衛生化や保存期間の延長によって,より安全で豊富な食品の供給確保に役立つ。食品の適正製造基準に規定される必要条件が満たされている限り,安全で効果的であり,そのリスクは,本質的に,缶詰,冷凍,加熱殺菌などの他の食品処理方法の誤用によるリスクと変わらない。

  • とぴっくす
    • フォトカソード電子銃を用いた強度変調放射線治療のための電子ビーム開発  [PDFファイル(2.0 MB)
      近藤孝文・楊 金峰・菅 晃一・吉田陽一(阪大)

  • 放射線利用紹介
  • 特別寄稿
    • 放射線研究に関する雑談,あるいは略して放談 ―第20回:Malcolm Dole先生―  [PDFファイル(268 kB)
      井口道生(アルゴンヌ)

  • 会員のページ
    • 井口道生博士のご逝去を悼む  簱野嘉彦(原子力機構)  [PDFファイル(264 kB)
    • また,何か訊ねてみたいと思っている矢先に  丑田公規(理研)  [PDFファイル(140 kB)
    • Remembrances of Mitio Inokuchi  Charles D. Jonah(ANL)

  • 海外リポート
  • ニュース
  • お知らせ  [PDFファイル(148 kB)
    • 平成20年度日本放射線化学会賞受賞について  勝村庸介(東大・会長)

  • 本会記事  [PDFファイル(260 kB)
    • 事務局より:理事会議事録等  鷲尾方一(早大・事務局)

  • 賛助会員名簿

最終更新日: 2011年3月31日