2019年度学会誌第108号

会誌「放射線化学」(ISSN 2188-0115
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■2019 No.108 PDFファイル・全ページ

巻頭言

「35年前に入会した会員のつぶやき」 
平出 哲也(日本原子力研究開発機構) [PDFファイル

 

展望・解説

「放射線計測の最前線」 
渡辺 賢一(名古屋大学) [PDFファイル

本報では,「ガス検出器」,「半導体検出器」,「シンチレーション検出器」に大別し,特に日本の研究グループが牽引している検出器開発に関するトピックスについて概説する.

 

とぴっくす

「飛跡構造計算に基づく無機シンチレータ発光強度の予測」
小川 達彦,佐藤 達彦(日本原子力研究開発機構),八巻 徹也(量子科学技術研究開発機構) [PDFファイル

シンチレータの発光強度は,基本的には入射粒子が付与したエネルギーに比例するが,重イオンや低エネルギーの陽子など,LETの高い粒子の入射に対してはクエンチングにより発光強度が抑制されることが知られている.本研究は,シンチレータ内における発光サイトの出現箇所を飛跡構造計算コードによって予測し,クエンチングがForster効果に基づく発光サイト間の相互作用であると仮定して,相互作用の強度を計算した.これにより,クエンチングを受けない発光サイトの量,すなわち発光強度を決定することができる.その結果,シンチレーション光強度の計算値は実験値を再現し,重イオン入射特有の強いクエンチングを再現できることが明らかになった.

「スーパーカミオカンデの紹介と施設への放射性ラドンガスの影響について」
中野 佑樹(神戸大学) [PDFファイル

スーパーカミオカンデ実験は1996年から観測を開始し,これまでにニュートリノ物理学に大きな貢献をしてきた.太陽ニュートリノ観測ではニュートリノ振動における物質効果の探索が次の大きな物理目標となっている.しかし,スーパーカミオカンデ実験の純水中に含まれる放射性物質由来のバックグラウンドの影響により,物質効果探索の物理感度は制限されている.特に,ラドンの子孫核種はMeV領域の主要なバックグラウンドとなっている.従って,物理感度の理解・向上のために,検出器周辺のラドン濃度モニターが重要である.このような背景から,我々は高感度のラドン検出器を開発した.本記事では,ラドン検出器の開発状況とその応用に関して報告する.

 

海外レポート PDFファイル

「14th Tihany Symposium on Radiation Chemistry参加報告」
楠本 多聞(量子科学技術研究開発機構)

「Miller Conference 2019参加報告」
熊谷 友多(日本原子力研究開発機構)

「16th International Congress of Radiation Research(ICRR2019)参加報告」
前山 拓哉(北里大学)

 

ニュース PDFファイル

「第56回アイソトープ・放射線研究発表会 参加報告」
山本 洋揮(量子科学技術研究開発機構)

「2019年放射線化学若手の会「夏の学校」報告」
河井 宏斗(福井大学)

「The 19th International Conference on Solid State Dosimetry(SSD19)参加報告」
林 慎一郎(広島国際大学)

「第62回放射線化学討論会参加報告(1日目)」
近藤 勇佑(東京大学)

「第62回放射線化学討論会参加報告(2日目)」
河村 一朗(東北大学)

「第62回放射線化学討論会参加報告(3日目)」
川本 弘樹(東北大学)

 

お知らせ PDFファイル

「第62回放射線化学討論会プログラム」
泉 佳伸(福井大学)

 

本会記事  [PDFファイル・これ以降全て

事務局より:理事会議事録等 (事務局)

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